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計算ツールの使い方
- 勝率:取引記録から算出する、利益で終わった取引の割合です。勝率計算ツールを使うと、勝率を算出できます。
- 平均利益と平均損失:利益が出た取引と損失が出た取引、それぞれの一般的な損益額です。平均利益を平均損失で割った比率をペイオフ比といいます。
- 口座残高:賭け金の原資となる資金です。
- ケリー比率:算出した賭け金の全額、半額、または4分の1を選びます。
ケリー基準による賭け金の計算方法
ケリー基準は、取引を何度も繰り返す中で口座資金の成長率を最大化するために、1回の取引に資金の何割を投じるべきかを示します。賭け金の割合は「(ペイオフ比 × 勝率 − 敗率)÷ ペイオフ比」で求められます。ペイオフ比は平均利益を平均損失で割った値で、敗率は1から勝率を引いた値です。
たとえば、勝率が50%、平均利益が200ドル、平均損失が100ドルの場合、ペイオフ比は2です。フルケリーは「(2 × 0.5 − 0.5)÷ 2」となり、1回の取引で資金の25%を投じる計算です。ハーフケリーでは12.5%となり、口座残高が1万ドルなら賭け金は1,250ドルです。
結果の見方
- 期待値:賭け金1単位あたりに期待できる利益です。期待値がゼロ以下の場合、ケリー基準で算出される賭け金はゼロです。損失が出る戦略は、ポジションサイズをどう設定しても利益を生みません。
- フル、ハーフ、クォーター:理論上、フルケリーは成長率を最大化します。ハーフケリーは値動きの振れ幅をおよそ半分に抑える一方で、成長率は最大値より約4分の1低くなります。そのため、一般的によく選ばれる方法です。
- 成長曲線:このチャートは、賭け金が資金に占める割合と成長率の関係を示します。ピークを過ぎると、賭け金を増やすほど口座の成長は鈍化し、さらに増やすと口座残高は減少します。
試算に含まれない要素
この計算式は、勝率とペイオフ比が正確に把握され、今後も変わらないことを前提としています。しかし実際には、どちらも限られた回数の取引をもとにした推定値です。実際の優位性が入力値より小さい場合、フルケリーでは賭け金が大きくなりすぎます。また、手数料やスリッページ、複数のポジションを同時に保有するケースは計算に含まれていません。
利益シミュレーターでは、取引を繰り返した場合に戦略がどのように推移するかを確認できます。また、ドローダウン回復計算ツールでは、連敗による損失を取り戻すためにどれだけの利益が必要かがわかります。