XRPを保有する人は何人?アカウント数、保有者数、分布
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XRPを保有している人の正確な人数は分かっていません。XRP Ledgerに記録されるのはアカウントと残高であり、アカウントが特定の個人に紐づいていると確認されているわけではありません。1人で複数のアドレスを管理することもあれば、取引所の1つのアドレスに多くの顧客のXRPが保管されていることもあります。
アカウント数、取引状況、保有状況は、それぞれ異なる指標です。本ガイドでは、各指標の読み解き方を解説し、特定時点の開示情報と、常に変動する数値を区別します。情報源の確認日は2026年9月9日です。
XRPを保有している人は何人?
オンチェーンの公開データから、XRPを保有する個人の人数を特定することはできません。XRP Ledgerでは、アカウントごとに固有の本人確認情報を登録する必要がないためです。アカウントの所有者は個人や企業のほか、取引所などのサービスである場合もあります。アカウントに記録される情報については、XRPLのアカウントに関するドキュメントをご覧ください。
人数を数えるうえでは、反対方向の問題が二つあります。セルフカストディのアカウントを3つ持つ人は、アドレス数では3人分として数えられます。一方、何千人もの取引所顧客が、共有アカウント一つの背後にまとめて記録されることもあります。アドレスと実質的な所有者を結び付ける信頼できる情報がなければ、アカウント数を上にも下にも調整しても、世界全体の保有者数を妥当に推計することはできません。
| 指標 | 分かること | 分からないこと |
|---|---|---|
| 残高のあるアカウント | ある時点のレジャー残高スナップショットに含まれるアカウント数 | 個人の保有者数 |
| アクティブアカウント | 定められた期間に、所定の活動条件を満たしたアドレス数 | 活動していない保有者を含む全保有者数 |
| 新規アカウント | 一定期間内に有効化されたアカウント数 | 初めてXRPを購入した人の数 |
| アドレスとタグによる活動状況 | インデクサーのタグ分類方法に基づいて区別した活動状況 | 本人確認済みの実人数 |
| 取引所の顧客数 | 各取引所の定義に基づく顧客数 | すべての取引所やウォレットを通じた重複のない保有者数 |
送金先タグが重要な理由
カストディサービスでは、複数の顧客でXRPLアドレスを共有し、送金先タグによって入金を顧客ごとに振り分けることがあります。タグは、受取側の会計システムに必要な振り分け情報を提供するものです。独立したレジャーアカウントではなく、個人の身元を証明するものでもありません。詳しくは、XRPLの送金元タグと送金先タグに関するドキュメントをご覧ください。
たとえば、2人の顧客が同じ取引所アドレスに異なるタグを付けて入金した場合、決済データ上では区別できることがあります。しかし、そのデータからは、2人がほかの場所でもXRPを保有しているかどうかは分かりません。計測期間中に一度も取引しなかった顧客は、活動状況の指標にまったく含まれないこともあります。このような指標を「デイリーユーザー数」と呼ぶ場合は、明確な定義が必要です。また、保有者全体を網羅した数であるかのような誤解を招かないようにすべきです。
XRPの分布データの読み方
アカウント分布表では、残高に応じてアドレスが分類されています。適切に利用するには、スナップショットの日付、レジャーまたはデータセットの参照先、集計対象、エスクローを含むかどうかを記録しておきましょう。「上位1%」などの基準は、その集計対象におけるパーセンタイルを示すものであり、人のパーセンタイルを示すとは限りません。
簡単な例として、資金のあるアカウントが1,000件あるとします。残高上位10件は、アカウント数で見れば上位1%に当たります。そのうち1件が取引所のアカウントで、顧客の残高を保有していた場合、その残高を特定の投資家1人に帰属させることはできません。また、別の1人が上位10件のうち複数のアドレスを管理している場合も、それらを別々の10人として数えることはできません。
1,000 XRP以上または10,000 XRP以上を保有するアカウント数についても、同じ問題があります。こうした基準は、特定の日付のデータセットについて説明するものにはなりますが、その資産水準に達している人の数を示すものではありません。また、残高と支出可能な金額は同じではありません。XRPLのアカウントには準備金要件があり、他のレジャーオブジェクトに関連付けられた資金も存在するためです。XRPLの準備金に関するドキュメントでは、この違いが説明されています。
最新のアカウントスナップショットを確認するには、XRPScanの残高分布とネットワーク指標を参照し、データ提供元が示すタイムスタンプと算出方法を確認してください。
XRPを最も多く保有しているのは誰?
保有額ランキングではアドレスを順位付けできますが、個人の最大保有者を特定するには、アドレスと人物を結び付ける証拠に加え、個人資産と顧客資産や企業資金を区別する必要があります。エクスプローラーのラベルや、所有者が公表されているアドレスは調査の手掛かりにはなりますが、完全な所有者名簿ではありません。裏付けとなる証拠がない限り、身元不明のアドレスを、資産家一人のものと説明すべきではありません。
同じ理由から、過去の配分情報だけでは、ある人物の現在の保有状況は分かりません。Rippleは2022年7月、Jed McCalebに当初割り当てられたXRPの配布が完了したと発表しました。この発表が示すのは当初の配分に関する情報であり、同氏がその後、別のアカウントを通じてXRPを取得したかどうかまでは明らかにしていません。詳しくは、tacostandへの配分に関するRippleの発表をご覧ください。
RippleはXRPをどれくらい保有している?
Rippleは自社の保有状況を日付付きで公表しています。同社のXRP情報ページには、2026年6月30日時点の数値として、以下が掲載されています。これは同日時点の企業開示情報であり、9月時点のリアルタイム残高でも、個人の保有状況を示す数値でもありません。
| Rippleの開示項目 | XRP | 日付 |
|---|---|---|
| RippleのXRP保有総数 | 37,656,053,914 | 2026年6月30日 |
| エスクローに入れられたXRPの総数 | 32,600,000,000 | 2026年6月30日 |
| 配布済みXRPの総数 | 62,329,587,596 | 2026年6月30日 |
出典:RippleによるXRP保有状況の開示。保有状況に関する説明では、エスクロー分も報告されています。別個の追加残高であるかのように、保有総数に上乗せしないでください。また、「配布済み」を、個人投資家の人数やその保有数を独自に検証した値と言い換えることもできません。
エスクローに入れられたXRPはレジャー上の条件に従うため、通常の利用可能残高のようにすぐに使えるものではありません。仕組みについては、XRPLのエスクローに関するドキュメントをご覧ください。企業の保有分、エスクロー残高、共同創業者の個人資産は、それぞれ別の区分です。
数値から分かること
算出方法と計測日が明確であれば、アカウント数や活動状況はネットワークの状況を把握するうえで役立ちます。一方で、世界全体の保有者数を正確に示すものではなく、アドレスの集中度が個人資産の集中度と一致することの証明にも、XRPの将来価格の予測にもなりません。知りたい内容に合った指標を使い、スナップショットを比較する際も、その限界を踏まえてください。
同じ問題はほかの暗号資産にもあります。ビットコインの保有状況に関するガイドでは、ウォレット、アカウント、個人の違いを解説しています。
よくある質問
いいえ。一人で複数のアカウントを使うこともあれば、カストディ事業者が一つのアカウントで多数の顧客のXRPを管理することもあります。
いいえ。活動状況は特定の期間について計測され、定められた活動条件を満たさない保有者は含まれません。
アドレスのパーセンタイルは、スナップショットと集計方法によって異なります。順位付けの対象はアカウントであるため、個人の上位1%に入る保有量を特定することはできません。
レジャー上の保有額ランキングだけでは特定できません。現在の所有者に関する情報に加え、実質的所有権を示す証拠も必要です。






